それだけではなく、今までは各会議室の扉横に置いた専用の掲示台に、先ほど言ったようなイベント・会合名をプリントアウトしたものを張り出していたのですが、参加される方々は自分の行くべき会議室を探すために通路をうろうろしなければなりませんでした。今回のシステムでは、イベント・会合名を表示するモニターを各階のエレベーターホールに向けて天井からつり下げています。こうすることでエレベーターを降りたら、自分の会議室がすぐわかるようになった。これは借り主様にも参加される方にもわかりやすいと喜ばれていますね。
意外だったのが動線の改善です。導入前までは会議室に出入りするのに参加者の方々は専用掲示台を回り込むようにされていました。動線がふくらんでいたのですね。それがなくなって、すっと会議室に出入りできるようになった。参加者が多いイベント・会合時に出入り口に人が滞留することがなくなりましたよ。
また、デジタルサイネージ(施設予約案内システム)と同時にモニターカメラも設置してもらったのですが、これが防犯上だけではなくサービス向上に役立っています。どういうことかと言うとお客様が迷っていらっしゃる様子やホール前の歩道上に人があふれている様子などが事務室内にいてもわかり、すぐにご案内したり誘導に出たりすることができるようになったのです。
表示できる文字が5文字増えたことも助かっていますよ。これまでの専用紙ですと仕様上から20文字以内で入力しなければなりませんでした。近年は英文字を使った社名や団体名、イベント・会合名が増えていますので、この5文字分はありがたいですね。
それとこれは旭通信工業さん独自のサービスというか、心配りだそうですが、デジタルサイネージ(施設予約案内システム)のマニュアルがシンプルでとてもわかりやすい。ふつうでしたら、メーカーのマニュアルを渡されるのですが、旭通信工業さんは基本的操作をかみ砕いて数ページのペーパーにまとめ直し、正規マニュアルとは別に渡してくれましてね。おかげさまで、1週間程度で操作を覚えることができました。
感心するのは、施行後も社長自ら訪ねて来て、問題なく作動しているか、あるいは操作に不都合はないかをチェックしてくれることです。
オリジナルのマニュアルにしても施行後のフォローにしても、影でしっかり神経を使っていただいている。旭通信工業さんに施行していただいて、ほんとによかったと思っています。 |